SDGs 持続可能な開発目標

貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。
このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。
そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。
それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。

「産業と技術革新の基盤をつくろう」には、さまざまな分野で持続可能なインフラを構築するために、産業・技術革新基盤を強化していく意味があります。
全世界的に増加し続ける廃棄物問題であったり、石油油田など枯渇する天然資源の問題、日本国内においては廃棄物最終処分場の問題など、資源・廃棄物を巡る問題がたくさんあります。
こうしたなか、資源利用効率の向上に向けた技術や環境に配慮した技術の開発・普及拡大や新しいビジネスモデルの構築が進んでいます。資源の再利用やリサイクルなどは企業や産業の垣根を越えた連携も進んでいます。これら情勢を踏まえ、古紙の再利用、古新聞の再利用も、資源の利用効率の向上に向けた生産性の向上が必要不可欠、という観点の投資を積極的に進めています。

現在、世界人口の半分以上は都市部で生活しています。また、その比率は2050年までに全人口の3分の2に達し、都市人口は65億人になると見込まれています。
都市化の進展に伴って「ゴミ問題」が世界で発生しています。

日本においても産業・商業が集積する都市部への人口集中が加速しており、地域別に見た場合、都市部ほど多くのゴミが排出されています。
こうしたなか、古紙のリサイクル、古新聞のリサイクルなど、リサイクル技術の高度化を図り、再利用を含めて、廃棄物最終処分量の削減に努めています。


20世紀の大量生産・大量消費型社会は、「廃棄物排出量の増加」「廃棄物が引き起こす環境汚染」など、さまざまな弊害をもたらしてきました。
「つくる責任 つかう責任」では、天然資源の過剰な消費抑制と、有害排気物や汚染物質の処理方法の改善、持続可能な生産と消費のサイクルを構築していくことをめざしています。
廃棄物量の縮小を図るとともに、リサイクル率の向上を通じた再生資源量の拡大を図るとともに、廃棄物最終処分量の削減に努めていきます。
こうしたなか当社は、適正かつ適切な廃棄物処理を通じた環境汚染の防止に努めています。